`ばかりでもならぬ、〇ばかりでもならぬ。がまことの神の元の国の姿ぞ。元の神の国の臣民はでありたが、`が神国に残り〇が外国で栄へて、どちらも片輪となったのぞ。`もかたわ〇もかたわ、`と〇と合はせて まことの(かみ)の世に致すぞ。今の戦は`と〇との戦ぞ、神の最後の仕組と申すのは〇に`入れることぞ。〇も五ぞ`も五ぞ、どちらも、このままでは立ちて行かんのぞ。一厘の仕組とは〇に神の国の`を入れることぞ、よく心にたたみておいて呉れよ。神は十柱五十九柱のからだ待ちてゐるぞ。五十と九柱のミタマの神々様お待ちかねであるから、早うまゐりて呉れよ。今度の御役大層であるが、末代残る結構な御役であるぞ。七月の二十四日、一二のか三。
と明確に
『一厘の仕組とは〇に神の国の`を入れること』
と記載されています。
喰うものがないと申して臣民不足申してゐるが、まだまだ少なくなりて、一時は喰う物も飲む物もなくなるのぞ、何事も行(ぎょう)であるから喜んで行して下されよ。滝に打たれ、蕎麦粉(そばこ)喰うて行者は行してゐるが、断食する行者もゐるが、今度の行は世界の臣民みな二度とない行であるから、厳しいのぞ、この行 出来る人と、よう我慢出来ない人とあるぞ、この行 出来ねば灰にするより他ないのぞ、今度の御用に使ふ臣民はげしき行さして神うつるのぞ。今の神の力は何も出ては居らぬのぞ。この世のことは神と臣民と一つになりて出来ると申してあろがな、早く身魂みがいて下されよ。外国は〇、神の国は`と申してあるが、`は神ざ、〇は臣民ぞ、〇ばかりでも何も出来ぬ、`ばかりでもこの世の事は何も成就せんのぞ、それで神かかれるやうに早う大洗濯して呉れと申してゐるのぞ、神急(せ)けるぞ、この御用大切ぞ、神かかれる肉体 沢山要るのぞ。今度の行は〇を綺麗にする行ぞ、掃除出来た臣民から楽になるのぞ。どこに居りても掃除出来た臣民から、よき御用に使って、神から御礼申して、末代名の残る手柄立てさすぞ。神の臣民、掃除洗濯出来たらこの戦は勝つのぞ、今は一分もないぞ、一厘もないぞ、これで神国の民と申して威張ってゐるが、足許からビックリ箱があいて、四ツん這ひになっても助からぬことになるぞ、穴掘りて逃げても、土もぐってゐても灰になる身魂は灰ぞ、どこにゐても助ける臣民 行って助けるぞ、神が助けるのでないぞ、神助かるのぞ、臣民も神も一緒に助かるのぞ、この道理よく腹に入れて呉れよ、この道理分りたら神の仕組はだんだん分りて来て、何といふ有難い事かと心がいつも春になるぞ。八月の十四日の朝、のひつ九の。
「〇」は外国、臣民、「`」は神の国、神ですから
【一厘の仕組み】とは
『人間の身体に神が入る』
ことであると解釈できます。
神だけでも人間だけでもこの世の事は成就できない、大したことはできない。
のであり、人間の身体に(一時的にではなくずっと)神が宿っていくことが大切であると言われています。
その為には身体と心の「大掃除」「洗濯」をしなければならない。
そんな事は一朝一夕にはできるわけもないのですから、早く「掃除」をしろと!書かれているのです。
では、本当に神が人間の身体に入ることが出来るのでしょうか?
上に紹介した第2巻下つ巻第21帖 (六三)の前半には
『がまことの神の元の国の姿ぞ。元の神の国の臣民はでありた』
と書かれている通り、古来日本の神道では、本来この姿
つまり、神が身体に宿る(『神璽(しんじ)』が身体に宿る)事が最終的な姿だとして修行に励んでいた先人が多くいらっしゃいました。
これが近年すっかり忘れ去られいるために、今回の大掃除では強制的に神の力で皆さんの身体に神を入れることをするのだと予想できます。
しかし神が人間の身体に入るのが簡単だとしても、人間の方が受け入れは簡単ではありません。
罪や穢れが多ければ、入って頂くのも気が引けますし、ずーっと身体に神がいることを耐えられる人がどのくらいいるでしょうか?
貴方の心で考えていることを常に「聞かれる」のです。神に・・・
ですから、心の修行を充分に積んで、「悟り」の境地に達した人間だけが、神が入ることのできる身体となりを実現してきたのです。
日本人はずっと昔は皆簡単にできていたのかも知れませんが・・・
日月神示では、今回これまでにない大きな変更をすると天之日津久の神様が宣言をしています。
『神急けれるぞ!』
そんなに待てない。とても急いでいる様に感じます。
日月神示がかの岡本天明氏に降りたのは、昭和19年(1944年)から昭和27年の約8年間であり、それから80年近く経過しています。この時間は人間の感覚ではとても長い時が経っているように感じますが、神の時間では瞬きする時間より短い間隔なのです。
準備が完了すれば直ぐにでもおこなうのではないかと予想できます。
三千世界を立替へ、世の中を変えるには、神だけでも人間だけでも充分ではなく、神が宿った肉体を持つ人間の力が最も強く発揮できる、その為に神を人間に宿れせることなど、この天之日津久神は朝飯前だと言っているのです。
ですから、一刻もやはくこの事に気がつき、自ら心と体を掃除し始めなさいと書かれているのです。
これが一厘の仕組みです。
これらの事を前提として「神の国」が現出するのだと書いてあるのです。
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